
この家は、もとは水戸市の北側を流れる那珂川の右岸、常澄村(現水戸市小泉町下圷)にあった農家の部材を使って整備しました。
里の「食」をテーマとして、地域に伝わる伝統食や行事食づくりなどの活動を行っています。



里の家づくりの工夫
もとの農家の面影を残すための工夫
可能な限り、古い部材を再利用しました。天井で隠れて見えませんが、桁や梁の多くは古い材です。 新しい材は、着色しないで使うことで、材の違いがわかるようにしました。
里の家として活用するための工夫
四季を通じて活動しやすいように、断熱性や気密性を高め、空調の効率を高めました。

「ナカノマ」に残る刀傷

「オクザシキ」の床の間・違い棚・付け書院
情報
- もとの所在地:茨城県水戸市小泉町下圷
- 桁行主棟8間(15.1メートル)、全体11間半(21.8メートル)
- 梁間梁間4間(7.6メートル)
- 延床面積:104平方メートル(31.5坪)、全体136平方メートル
- 形式:直屋(すごや)
- 屋根:寄棟造瓦葺き



